トニックウォーターって何?
ジントニックのトニックでしょ?
炭酸水とは違うの?
アンサーに初めて入った時の私の感想です。
ちなみにアンサーではシェウェップスのトニックウォーターを使用しています。
そのようなわけで今回はトニックウォーターについて。
調べてみるとトニックウォーターは元々薬の役割を果たしていた飲み物のようです。
トニックウォーターはイギリスで18世紀に誕生した、最古の清涼飲料水です。
熱帯気候の植民地で食欲不振に陥っているイギリス人の為に、また彼らのマラリア予防のために開発された清涼飲料水のようです。
トニックウォーターは、炭酸水に柑橘類や香草で香りをつけたものです。
そして重要なのはキニーネが使用されていたことです。
このキニーネは植物性アルカロイドで、マラリア原虫に強い毒性を持つ特効薬として重宝されていたのです。
このキニーネがトニックウォーターの苦味の元です。
日本ではキニーネが劇薬指定なのでトニックウォーターには使用されていませんでした。
ですからわざと苦みを再現しているのです。
ちなみに、本国イギリスでは現在もトニックウォーターにキニーネが使用されているそうです。
そして日本でも昨年キニーネ入りのトニックウォーターが販売されるようになりました。
トニックウォーターのマラリア予防としての役割は第二次大戦まで続くこととなります。
そして第二次世界大戦後、ジンとトニックウォーターの愛称が抜群に良いことからジントニックが世界中に広まる、というわけです。
トニックウォーターを語る上でマラリアの脅威を外すことはできない、こんな歴史背景があったとは知りませんでした。
恥ずかしながらただ単にお酒を割るために開発されたものだと認識していました。
キニーネ入りのトニックウォーターとキニーネが入っていないトニックウォーター、是非飲み比べてみたいですね。
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