皆さんはカクテルがどれくらいの種類があるかご存知ですか?
コレって恐らく答えは出ないと思いますが、いわゆる様々なカクテルハンドブック等に載っているようなものでおよそ8000種類強で、地方によっての作り方や、レシピのバリエーション等をすべて含めると20000種類以上というデータを見たことがあります。
基本的には何年も昔からあるようなものが殆どで、生まれの理由も定かでないものだったり、歴史があるカクテルも沢山あります。
しかし、日々様々な場所でオリジナルカクテルは生まれていますし、例えば日本で年に一度行われるバーテンダー大会でも全国から予選を勝ち抜いたバーテンダー達が、オリジナルカクテルを引っさげて本選に挑みます。
ここで入賞した人のカクテルなんかは直ぐに翌年のカクテルブックに掲載されるといったこともあるようです。
今回はそんな多様なカクテルの中から意味深カクテルをご紹介。
中でもちょっとエ○チな...いや、ちょっと注文するのが気恥ずかしい、意味を深読みしてしまうセクシーなカクテルをいくつかご紹介します。
手始めにこちら、
「キッス・イン・ザ・ダーク」
ジン・ドライベルモット・チェリーブランデーを1:1:1の配分でつくるショートカクテル。ステアまたはシェイクで仕上げます。
ドライマティーニに甘酸っぱいチェリーリキュールが加わって、大人の味になったというあたりでしょうか。
私的に訳すると「暗闇の中でのキス」
なるほど、暗闇でするキスとはロマンチックですね。
しかしながら探偵的には何とも不貞の香りが漂って来てしまいます。
当店でオーダーする際はご注意を。。。
続いては、
「ビトウィン・ザ・シーツ」
ブランデー20 ホワイトラム20 コアントロー20 レモンジュース1tsp
上記をシェイクして作る、ショートカクテルです。
ブランデーとラムが織り成す濃密な味わいといったところでしょうか。
これを訳すると「ベットに入って」となります。
しかしこれを私的に訳すると「早くベット(こっち)へ来て」となります。
無理やりでしょうか?
初めてこのカクテルを耳にしたときの胸の高鳴りが思い出されます。
何とも意味深なカクテルではないでしょうか?
キッス・イン・ザ・ダークの後はビトウィン・ザ・シーツと何やらストーリーが思い浮かんできませんか。
くれぐれも当店でこのようなコンボで注文はご注意ください。
もしもその時のバーテンダーが私ならばバレバレです。全てお見通しとなります。
しかしながらこのカクテルの本当の意味は「ナイトキャップ」
いわゆる寝酒です。
昔々、ヨーロッパだかどこかのホテルでゲストに対しての寝酒として提供されたのが発端のお酒だそうです。
私が真実を知ったときは夢を壊されたような気分でした。
ひとまず入門編はここまで。
まだまだ世の中にはもっとストレートでセクシーなカクテルがあります。
なかにはネーミングの時点でギリギリ、というかアウトの物もあり、ここで紹介できるかは定かではないですが、次回機会があればご紹介しますね。
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