うちの探偵が好きなカクテルの一つ。
探偵になり始めのころ、とあるBARに一緒に行った探偵が「私はシンガポールスリングで」と注文した時、ひそかに「かっこいい・・・」と思ってしまいました。
見た目が綺麗な初めて聞いたカクテルに、私はその夜、感銘を受けたのです。
ちなみにその時、私が注文したのは緑茶ハイです。
今思えばBARで緑茶ハイって。。
その日からそのシンガポールスリングを覚え始めました。
どんなカクテルかというと、ジンフィズにチェリーブランデーをドロップさせたもの、と私は認識しています。
ちなみにジンフィズとは、ジンベースのレモンジュースと砂糖をシェイクしてソーダでupしたものです。
少し甘めであるジンフィズに、シンガポールスリングは更に甘みを感じさせるお酒です。
ロンググラスの上は透明、下はピンク色。
更にチェリーやレモンが飾られていて、自分で混ぜる用にマドラーが付いてくる。
そんな綺麗な見た目なのです。
名前の通りシンガポールで生まれたお酒。
「スリング」とはドイツ語で「飲み込む」という意味です。
スピリッツに酸味と甘みを加えたものを指す言葉です。
作り方はどこのBARでも大体統一していますが、飾り方がその作り手によって変わってきます。
多くは、チェリーとレモンスライスをピックに刺して添える飾り方だと思いますが、オレンジやパインをグラスの淵に刺しているBARもあるようです。
ちなみに「ジンスリング」は、ジンに砂糖を入れてウォーターか炭酸でupするカクテルです。
レモンを入れずに、シェイクではなくステアで作るのが、ジンフィズとの違いですね。
そしてこのシンガポールスリングには、「ラッフルズホテルバージョン」も存在しているのが有名です。
ラッフルズホテルという実在するホテルのオリジナルバージョンです。
本来のシンガポールスリングとは、かなり材料が違います。
ジン・チェリーブランデーは共通して、更にパイナップルジュース、ライムジュース、コアントロー、ベネディクティン、グレナデンシロップ、アンゴスチェラビターズで香り付けをするという、とても手の込んだカクテルに変わります。
これは一度味わってみたいものですね。願わくば現地で。
ただ、本来のシンガポールスリングも、一度シェイクしてソーダでステアしてブランデーをドロップする、となかなか手の込んだものなので、ぜひアンサーで注文して味わっていただければと思います。
いつか「シンガポールスリング~探偵BARアンサーバージョン~」を作ってみたいですね。
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