「シャンボール（shambord）」東京六本木・探偵バーANSWER

シャンボール（chambord）

シャンボールというリキュールをご存じですか？

名前は知らなくとも、ビンを見たことはあるかもしれません。
かの有名な太陽王「ルイ14世」が、貴族をもてなす際に用いられたリキュールです。

シャンボールと言ったら「シャンボール・ミュジニー」でしょ？という方は、ワイン好きの方。
そう、ブルゴーニュワインの中では最も女性的で繊細で上品な味わいが特徴のワインなのですが、その話はまた今度。
同じ「シャンボール」から来てますね。由来としては。
フランスのコートドール地区の地名です。

王室御用達だっただけあって、ボトルデザインも豪華なもの。
ブルーのボトルに、金の帯。金の王冠のついたゴージャスなボトルは、他のリキュールとは一線を画しています。
では、その味わいとは。

…やはり王室というのは甘いものが好きなのでしょうか。
「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」
じゃないですが、このリキュールも、ベリー、蜂蜜といったあまーい感じに仕上がってます。
しかしその中にも、多少薬草系が混じっていて複雑な味わいを醸し出しているのはさすが。
単に「甘い、フルーティ、美味しい！」だけでなく、上質な香りがします。

あと、リキュールでは少ないのですが、コニャックが用いられています。
大体のリキュールはスピリッツに材料を漬け込んで作るのですが、そこにコニャックを加えることで、柔らかみや上品さが醸し出されるのかもしれませんね。

ちなみに、「フレンチマティーニ」というカクテルがあるのはご存じですか？
「マティーニ」と言えば、ドライジンとドライベルモットの、強くてかなり辛口のカクテルですよね。
しかし「フレンチマティーニ」は全くの別もの。
シャンボールとウォッカ、パイナップルジュースをシェイクし、マティーニグラスに注ぐのだそうです。
ずいぶんトロピカルで華やかなマティーニですね。これもフランスならではなのでしょうか…？
シャンボールがあまり一般的でないので、替わりにラズベリーのリキュールを使うこともあるみたいです。

探偵バーアンサーでは、「悪魔の囁き」というカクテルにシャンボールが使われています。
当店オリジナルのペアカクテル（「天使のささやき」と対になっています）ですので、ぜひお試しください。

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