探偵うんちく「キャプテンモルガン(CaptainMorgan)」_六本木探偵バーANSWER

キャプテンモルガン(CaptainMorgan)

キャプテンモルガン。その名の通り、実在した海賊モルガン船長の名を持ったラム酒である。

1635年ウェールズ出身で、「新世界」に財宝とスリルを求めて船出したとのこと。
某漫画を思い出してしまう。
こんな夢見る冒険家が、当時は当たり前のようにいたというのだからすごい時代である。
このモルガン船長の噂は、カリブ海にとどまらず世界中に語り継がれているようだ。
というのもこのモルガン船長、海賊という出なのだが、なんと後に大英帝国軍の軍事参謀として活躍したのだそう。
軍事参謀としてだけでなく、軍人たちの精神的支柱としても存在感を示していた船長、ルールなど守らない海賊たちの忠義もあつかったとか。

海賊出身で、帝国軍の軍事参謀を任され部下たちの信頼もあつい。
なんだか映画が一本取れそうな題材だったりするモルガン船長。
なんと時の王チャールズ二世は船長にナイトの爵位を授与し、1680年にはジャマイカ等代理総督にまで就任したのだそうだ。
1688年に亡くなった際も、国葬でもって盛大に弔われたのだとか。

海賊と聞くと野蛮な犯罪者集団と思い浮かべてしまいますが、当時はどちらかというと冒険家という意味合いが強かったようだ。
そんな船長の遊び心と冒険好きは有名で、周囲の人間も巻き込んでしまうことも多く働き者の手下たちも同じ心意気で船長と楽しみを分かち合ったらしい。
なにもそれは悪い意味ではなく、狭い船の中で楽しみも苦しみも共有していくことで、よりクルー同士の結束は高まったことだろう。
その楽しみのうちの一つが、モルガン船長の船で普及していたラム酒なのである。
後の英国海軍の正式配給品となる何十年も前に、モルガン船長は「クルーの士気を上げる一環としてお酒を支給する」ことを知っていたのだから、やはり人心掌握術には長けていたのだろうと感じる。
海賊出身ゆえに苦労したこともあるだろうが、貴族や民衆はけなすどころか、モルガン船長の功績を湛え賞賛したというのだから、温かい。
しかし、それだけではなくて、人生を楽しむという上で、お酒が担う役割というものを理解していたのではないだろうか。
船上という狭い世界のなかで生活をし、戦って生きていかなければならなかった彼らにとって、一杯のお酒がもたらす効果はとてつもなく大事だったに違いない。
お酒によってクルー達がひとつになり、そしてオルガン船長もお酒に救われてきたのだろう。

当時船長が支給していたラム酒は、すでに「キャプテンモルガン」という名で呼ばれていた。
キャプテンモルガンラム酒は、壺を使用する店頭的製法で製造されており、海賊たちはラム酒をストレートやライムジュースとともに飲んでいたと伝えられている。
キャプテンモルガンの香りを嗅ぐと、船長の笑い声が今にも聞こえてきそうである。
ロマン溢れる男の酒を、フレッシュなライムと共に嗜んでみてはいかがですか?

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