探偵うんちく「カナディアンクラブ」_六本木探偵バーANSWER

カナディアンクラブ(Canadian Club)

世界五大ウィスキーの一つ、カナディアンウィスキーの中でも、最もポピュラーと言って良いだろう。
CCと略されるカナディアンクラブ。

「ウィスキーって、何か敷居が高い。」
「あの味がどうしても好きになれないんだよね・・・」

でもハイボールは好き。
そんな方は、角やトリスの代わりに、CCを使ってみるのはいかが?
価格もお手頃。クセもないので、ロックで飲むには物足りないが、万人受けするウィスキーだ。

そもそもの起源は、あるアメリカの青年が「僕もウィスキーを売って大儲けするぞ!」と意気込んだことから。
しかし彼の前に立ちはだかったのは、法律という壁。
当時アメリカでは、ドラッグストアでしか酒を販売できなかったのだそう。
そんなことにはめげない彼は、「アメリカじゃなかったらいいんでしょ?」と隣国カナダに移住。
そこに蒸留所を立てて、ウィスキー作りを開始した。

二番煎じでは意味がない。
そう思った彼は、これまでに無いタイプのウィスキーを昼夜試案。
そしてこれまでにないほど軽く、しかし甘みのあるウィスキーが出来上がり、瞬く間に人気沸騰。
アメリカ紳士の社交場「ジェントルメンズ・クラブ」で人気を博し始めたことから「クラブ・ウィスキー」と命名した。

慌てたのはアメリカだ。
隣国のため規制はできないが、バーボンの需要が廃れてしまっては困る。
そのため、アメリカ産のウィスキーとそれ以外は、消費者が区別できる形にすることが定められた。
「クラブ・ウィスキー」も、カナダ産とわかるように「カナディアン・クラブ」に変更を余儀なくされた。

しかし、「お上に疎まれるほどのウィスキー」という、みすみす逆ステマをしてしまったようなもの。
さらに人気を得るようになったCCは、その地位を不動のものとしたのであった。

そんなCCは、今や世界中で愛されている。
そして日本でも・・・サントリーが輸入元になっている。
その割には宣伝されず、角やらトリスやらばかりが人気を博しているのは、やはり国産だからなのだろうか。
角もトリスもいいが、せっかく同じ価格帯なのだから、CCもそこに加えてほしいものだと常々思っている。

さて、先日CCのシェリーカスクを手に入れた。

甘い。
本当に甘い。
個人的にシェリー樽フィニッシュのウィスキーが好きなのだが、その中でも甘い。
まさにメープルシロップの香りがするのである。
これホント。

シェリー樽で仕上げると色に赤みがかかり、甘みが増すのだが、それがアルコール感や他の味と丁度良いバランスである。
なかなかお目にかかることは無いかもしれないが、見つけた時はぜひ試してみてほしい。

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