探偵うんちく「バーボン」_六本木探偵バーANSWER

バーボン(bourbon whiskey)

バーボンとは、アメリカ合衆国ケンタッキー州を中心に生産されているウィスキーの一種であり、略して「バーボン」と呼ばれることが多いお酒です。
よくウィスキー、バーボン、スコッチの違いがよくわからない、どれが一番人気なんですか?といった質問を受けますが、すべてウィスキーの仲間であり、製造方法や原材料、製造地によって種類が異なる、ということなんです。もちろんそれぞれに特徴はあります。

蒸留酒を樽熟させればすべてウィスキーとなります。
ただし、原材料がぶどうやワインの絞りかすのものであればブランディ、サトウキビであればラムです。
バーボンとスコッチの一番の違いは使われる原材料です。スコッチでは基本大麦のみですが、カナディアンウィスキーではライ麦、バーボンではとうもろこしが加わってきます。
穀物を発酵させ、それを蒸留した時点でできるお酒はどれも似たようなものになります。それぞれのお酒の特徴である風味の違いはその後の工程にあるのかもしれません。

日本ではとうもろこしでお酒を・・?と感じるところもありますが、アメリカの広大な敷地から収穫されるとうもろこしを使用したお酒であるバーボンは、「ザ・アメリカン」なお酒なのです。

その歴史は、アメリカ合衆国発足の年である1789年にまでさかのぼります。
エライジャ・クレイグ牧師によって作られたのが最初と言われているようです。
ちなみに、なにゆえにバーボンと名付けたかというと、アメリカ独立戦争の際にアメリカ側に味方した、フランスの「ブルボン朝」に由来するそうです。
義理堅いですねぇ。
もともとは、バーボンとはケンタッキー州で生産されたとうもろこしウィスキーという場所柄、物理的な理由から呼称されることがほとんどだったようですが、後にバーボン・ウィスキーとコーン・ウィスキーとでは、その原料と製法によって再定義がなされ、別物を指すようにアメリカの法律で規定されることにもなったそうです。
簡単に言うと、とうもろこしの含有量によってバーボンとコーン・ウィスキーの違いがなされるようです。
51%~80%未満がバーボン、80%以上含まれるものがコーン・ウィスキーとのことです。ようは、その名の通りほぼとうもろこしでできているお酒がコーン・ウィスキーと呼ばれているということです。また、バーボンは熟成が必須、コーンのほうは熟成させない事もるなどの違いもあるようですね。

ところでバーボンの産みの親であるクレイグ氏、協会の説教が風紀を乱すと収監されたこともあるような、やんちゃな一面もあるこの牧師さんだったようですが、ケンタッキー州ジョージタウンの創設者としても有名だそうですね。地元に縮重工場や製紙工場を作ったりするなか、副業でバーボンの製造に取り掛かったとのことです。
ようは、地元の名産品を作り出すことに一役買っていたわけです。地元の名産品(とうもろこし)でお酒をつくって全国に販売する。小難しい政治を語られるよりも、こういった即実践的な形で町に貢献してくれる方がリーダーだと、民衆もついていくのがわかります。なにも、お酒を造ってくれたから名士とたたえられているわけではないんですね。
そんなクレイグ氏、蒸留したウイスキーを内側の焼けた樽に入れたまま放置してしまい、数年後に開けてみると赤みがかった芳醇な液体が現れたと伝えられており、これがバーボン・ウイスキーの原型になったといわれています。なんだかバーボンの誕生秘話が納豆みたいですね。確か納豆も煮豆を藁に包んで放っておいたら腐ってしまって、でも食べたら大変美味であった、とかそんな感じでしたよね。

たまたま内側が焼けた樽にお酒を入れてしまい、さらにまたそれを放置してしまう。
一体どういった場面で樽の内側が焼けてしまうのか・・・?
そんな疑問もうかんでくる今日この頃ですが、結果としておいしいお酒が生まれるわけですから、それもまたよしですね。

機会があれば、バーボンとコーン・ウィスキーの飲み比べなどしてみたいと思っております。

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