女性に「甘くて飲みやすいけど、アルコール強めのカクテルは?」と聞かれたら、この「ベリーニ」をおすすめしています。
これはスパークリングワインにピーチジュースを加えたもの。
イメージとしては、「桃の炭酸ジュース」。しかし味は甘いけれど、甘く考えてはいけないカクテルなのです。
炭酸は基本的にアルコールの吸収が高く、酔いが回りやすいです。スパークリングは酎ハイなどの炭酸度よりも何倍も高いのです。
そのためスパークリングはビールなどよりも酔いが早まります。
炭酸が苦手な私としても、スパークリングは喉が痛くなりすぐに酔ってしまう厄介なお酒です。
しかし意外と女性にはスパークリングが人気なようです。
「探偵BARアンサー」ではスパークリングを使った「悪女」というカクテルがよくご注文されます。
召し上がった女性がよく「このカクテル強い!」とおっしゃるのですが、その後に「でもこれハマっちゃう!」という言葉を聞きます。
同じものを何杯もご注文される方は少なくありません。
アルコールが強いと思いながらも、なぜか飲めてしまうんですよね。
スパークリングを使ったカクテルは、ハマりやすいと思います。
そのためベリーニは桃味のスパークリングのため、甘く強めのカクテルが好きな人にピッタリなのです。
このベリーニの由来は、今から約60年前にヴェネツィアにあるお店の当時のオーナー、ジュゼッペ・チプリアーニさんが、
「画家ジョヴァンニ・ベリーニの展覧会」にて作ったと言われています。
ジョヴァンニ・ベリーニとは、ヴェネツィア派を代表する有名な画家で、「ピエタ」などの作品が有名な人物です。
カクテルの桃色はベリーニの絵画をイメージしたものらしいです。
桃はピーチネクターなどのジュースを使うこともあれば、果実を甘く煮てピューレにして加える人もいます。
それは好みになってくるのですが、私としてはジュースの方が簡単で飲みやすくて好きです。
スパークリングに合うのは桃だけではありません。
私としては「ミモザ」のようにオレンジジュースを使用しても飲みやすいですし、「悪女」のようにヒプノティックなどのリキュールを
合わせても美味しくなります。
透明なシャンパンとジュースやリキュールの鮮やかな色を混ぜ合わせることで、見た目がとても綺麗になります。
シャンパンって誰かと語り合う時にピッタリなお酒ですよね。
ベリーニの泡の消えていく様子を見ながら、思い出を語り合ってみてはいかがでしょうか。
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