ついにこのリキュール?を話す時が来ました。
バーとは切っても切り離せない酒。
アブサンです。
バーのイメージとはどういったものでしょうか?
茶色いお酒をロックグラスに入れ、紫煙を燻らせグラスを傾ける...。
そんなハードボイルドな人はなかなかいません。
「すみません。カシオレください」
「ウーハイとかないの?」
まぁ大方こんな感じでしょう。
いいんです。
みんなが楽しければ。
バーはお酒を楽しむところ。
お酒の色が黄色だろうが茶色だろうが関係ありません。
喫煙者も少なくなってきている現状。
バーでも禁煙席があるほどです。
しかし、せっかく目の前にバーテンダーがいるので、そこは一つバーの楽しみをしてみたいではありませんか。
量販店に行けば焼酎は買える。
手ごろなウィスキーも手に入る。
最近ではカクテルも缶で販売されている。
せっかくバーに行くんだから、飲まない酒、買わない酒を頼むのもいいでしょう。
リキュールにはいくつかの種別があります。
・カシスやピーチなどの果実を主材料としたリキュール
・コーヒーやナッツなど豆類を主原料としたリキュール
・ヨーグルトやミルクなどちょっと変わったリキュール
・薬草などを材料に作られたリキュール
ざっくり分けるとこんな感じです。
この中で玄人好みはやはり香草系リキュールでしょう。
カンパリやシャルトリューズなどがそれに当たり、アブサンもその一つです。
せっかく飲むなら玄人好みの香草系リキュールを使ったカクテル。
且ついわくつきのアブサン。
緑の魔酒なんて呼ばれ方もしているようです。
100年前に販売・製造が禁止された経緯もあります。
それもそのはず、このお酒には覚醒作用があるんです。
最近問題にもなった「脱法ハーブ」的なものです。
アブサンにはアニスやウイキョウ、ニガヨモギなど複数のハーブをブレンドし、それをアルコールに浸透させて作ります。
材料の「ニガヨモギ」に覚醒作用のあるツヨンという大麻に含まれる成分似たものが含まれているのだとか。
有名な芸術家はアブサンを呑み、トリップしていたとのこと。
あのゴッホが耳をそぎ落としたのも、これの中毒によるものだとか。
そんな危険な酒がBARに置いてあるんです。
んで、その効果はといいますと...。
全然感じません。
どうやら大量に摂取しなければ効果が無いようです。
しかしアルコール度数が60%と非常に高い。
これではアブサン中毒者になる前に...アルコール中毒者になっちゃうじゃん。
つまりトリップは難しいということ。
恐らくアブサン中毒と言われていたのは、ただのアルコール中毒だったのだと思います。
ただアブサンも種類がいっぱいあります。
ツヨン成分が高いものもあるんです。
エクストリーム アブサンビターというのがあります。
これは一般的に売られているアブサンの三倍以上のツヨンが含まれているようです。
「通常の三倍のスピードでトリップ出来るようです」
薬物よくない。ダメ。ゼッタイ。
そんなアブサンですが、いろいろな飲み方があります。
有名なのはアブサンスプーンを使ったの味方です。
スプーンの上に角砂糖を乗っけて、そこにアブサンを垂らしていく。
こうすることで、苦くて飲みづらいアブサンが、甘味が出て飲みやすくなるってやつです。
そうなんです。
アブサンだけで飲むのはちょっときついです。
しかし、砂糖を足すのはそれはそれで甘いからちょっとクドい。
一番のオススメの飲み方はアブサンをソーダとトニックで割るソニックスタイルです。
これであれば適度な甘みで抑えつつ、アブサンの良さを出してくれます。
ストレートで飲むのがかっこいいとか言ってる人もいますが、私はやっぱり少し控えめな飲み方が好きです。
その理由は、
「坊やだからさ」
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