いきなりですがアンサーの灰皿はモエ エ シャンドンの非売品を使用しています。
「お!モエの灰皿だ」と驚かれるお客さまもいらっしゃいます。
そんなわけで今回はモエ・エ・シャンドンについて。
種類は
スタンダードなブリュッドアンぺリアル
ピンクのラベルのロゼアンぺリアル
ネクターアンぺリアル
グランヴィンテージ2002
グランヴィンテージロゼ2002
2012年年末限定でゴールデンボトル(BARや飲食店専用商品)
ゴールデンバッグ(百貨店やスーパー販売小売販売商品)
等があります。
アンサーではブリュッドアンぺリアルを数本常にストックしています。
ではモエ・エ・シャンドンとはどんなシャンパンなのでしょう。
モエの歴史は古く1743年、クロード・モエが設立。
そしてフランス王室、スペイン、ロシアの王室で大流行しました。
そんなモエを歴史的なブランドへ成長させたのは3代目ジャン・レミー・モエです。
数ヶ国語がペラペラだった彼は世界中の王族をシャンパーニュ地方の畑に招待し、モエの魅力を伝えました。
ジャン・レミー・モエの親友がかの有名なナポレオン・ボナパルトです。
ナポレオンは頻繁にシャンパーニュ地方の畑を訪れたり、戦争に勝つ度に大量にモエのシャンパンを仕入れたそうです。
ナポレオンが幼年時代を過ごしたのがシャンパーニュ地方で、この為シャンパーニュ地方にものすごい愛着を持っていたと言われています。
そもそもブリュッドアンぺリアル=皇帝の泡という意味です。
どれほどナポレオンがモエを愛していたかが分かりますね。
そして現在、モエの販売元はLVMHです。
モエ・ヘネシー・ルイヴィトンはフランスを本拠地とするコングロマリットです。
凄いですよね。
傘下にヴィトン、ディオール、ジバンシー、エミリオプッチ、フェンディ―、ブルガリ、タグホイヤー、ショーメ、ゼニス、デビアス、ドン・ペリニヨン、モエ・エ・シャンドン、ヘネシー等など。
有名なブランドばかりです。
この巨大なコングロマリットがシャンパーニュ地方に質の良い広大な畑を所有していて、何10キロにもわたるセラーでブドウを熟成させるわけです。絶対量が多ければ均一に質の高いシャンパンを作ることが可能という考えに基づいてモエ・エ・シャンドンは作られているのです。
「大きいことほど美しい」というモエのシャンパンづくりの美学が、世界中で飲まれている生産量を維持しつつ、高品質を保つシャンパンを造ることの秘訣のようです。
世界150カ国に輸出され、年間2万5000本の販売量を誇るモエ・エ・シャンドンは超巨大なコングロマリッドだから造ることができるシャンパンなのでしょう。
モエは映画の世界ともかかわりが古く、初めて映画に登場したのが1930年代。
以来、ハリウッドとモエの良好な関係は年々深まっていきます。
そして2009年第81回アカデミー賞授賞式ではエクスクルージブシャンパンとなりました。
つまりアカデミーがモエ・エ・シャンドンをアカデミーやプレアカデミーで提供されるシャンパンに選んだということです。
独占状態です。
またF1のシャンパンファイトは1985~1999年まではモエ・エ・シャンドンが公式シャンパンとして使用されました。
シャンパンファイトの起源の一説には、またまたナポレオンが登場します。
戦争での勝利の記念にシャンパンをかけあったのがナポレオンだというのです。
ナポレオンが愛したシャンパンはブリュッドアンぺリアル。
つまりシャンパンファイトに初めて使われたのはモエ・エ・シャンドンかもしれないのです。
味も年代によって変化しているそうです。
昔は甘みが強かったようですが現在はすっきりした味わいに変わってきています。
時代のニーズにこたえつつ伝統を継承する。
そして大量生産でも落ちない品質。
素晴らしいシャンパンですね。
皆様も是非アンサーでモエを堪能してください。
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