探偵うんちく「マンハッタン」_六本木探偵バーANSWER

マンハッタン(Manhattan)

「カクテルの女王」と呼ばれるマンハッタン。
材料はウイスキー、スイート・ベルモット、アンゴスチェラ・ビターズを数滴。
ミキシンググラスに入れてステアして、カクテルグラスに注ぐ。
最後にピンに刺したマラスキーノチェリーを飾る。

炭酸等の水ものが入らない為、比較的強い赤褐色のお酒で女性に似合うお酒です。

「カクテルの王様」がマティーニに対し、「カクテルの女王」がマンハッタン。
なぜこのような大層な名前が付けられているのか。
「カクテルの女王」は様々な由来があるのですが、一例をご紹介ます。
1870年代初期に大統領候補の応援パーティーがニューヨークのマンハッタンクラブで行なわれました。
そのパーティーを主催したのが、後のイギリス首相の母親ジェニージェローム。
そこで彼女は即興でカクテルを作り、人々に振る舞う。
その材料が、アメリカのウィスキー、イタリアのベルモットとアンゴスチュラビター。
これが大変好評で、クラブの名を取って「マンハッタン」と名付けられた、とのことです。
この一説ですと、「女王が作ったカクテル」という意味の「カクテルの女王」ですね。

また、「マンハッタン」とは「酔っ払い」という意味があります。
昔々の話、オランダ人がそこの原住民の酋長にお酒をたくさん飲ませ、土地を買う契約を済ませてしまいました。
目を覚ました酋長は「俺はマンハッタン(酔っ払い)だからなかったことにして!」とオランダ人に訴えました。
そして、オランダ人はこの「マンハッタン」を土地の名前だと勘違いした、という逸話があります。

カクテルに入れるお酒は、基本的にその人の好きなものを入れて楽しむのが一番だと思います。
例えば「マンハッタン」にはウイスキーを使用しますが、種類は好みで変えていくのがいいと思います。
「マンハッタン」では基本的に上記に説明したように、アメリカのウイスキー(バーボンまたはライウイスキー)を使用します。
このウイスキーを、スコッチウイスキーに変えると「ロブ・ロイ」と呼ばれます。
同じウイスキーでも風味や味、名前までもが変わってしまうのですね。
以下に「マンハッタン」の材料を少し変えるだけでも名前が変わっていく例をあげてみます。

・スイート・ベルモット→ドライ・ベルモットに、チェリー→オリーブに変えると「ドライ・マンハッタン」になる。
・チェリー→中央にパセリの葉を置くと「セントラル・パーク」。
・ウイスキー→ブランデーに変えると「キャロル」。
・ウイスキー→ラムに変えると「リトル・プリンセス」。

名前が全て高級感があるような気がします。

お酒を2種類混ぜて、香り付けにアンゴスチェラ・ビターズを入れるだけですので一見簡単に思われます。
しかしシェイクではなくミキシンググラスで作るため、混ぜ方によって味に違いが出てきます。
ミキシンググラスは、氷と材料を入れてバースプーンで何十回も混ぜるための入れ物です。
数十回で止めてしまうと味が混ざりません。
かといって混ぜ過ぎてしまうと、氷が溶けて薄くなってしまいます。
混ぜ具合、手早さなどの調節が腕の見せどころです。

カップルでバーを訪れた際に、男性は「カクテルの王様」のマティーニ、女性は「カクテルの女王」のマンハッタンを頼んでみてはいかがでしょうか?

「お酒コラム」に戻る。

お問い合わせ

探偵バーANSWER

東京都港区六本木6-8-8ゴーディビル2F

電話番号

03-5772-9554

営業時間

19:00~翌05:00

定休日

日、月、祝

商標について
お酒コラム
探偵のお酒コラム

お酒にまつわる熱い思いを
コラムにしたためました。

管理栄養士
探偵BARには管理栄養士が居ます!

ツイッター始めました。

お問い合わせQR
お得情報満載のメルマガ登録はこちら!
mag@bar-answer.com

探偵バー登録HP
食べログ  ぐるなび

探偵BAR ANSWER all rights reserved