カシスと並んで、だれしもが一度は飲んだことがある代表的なリキュールの一つに『カンパリ』があります。
カクテルに非常によくつかわれるお酒で、カンパリソーダ、カンパリオレンジ・・・そして、スプモーニなどは、聞いてぱっと思いつくカクテルではないでしょうか。
他に、ネグローニやアメリカーノなども人気です。
(ちなみに、スプモーニはカンパリとトニックウォーターとグレープフルーツジュース、
アメリカ―ノはカンパリとスィートベルモット、ソーダ、ネグローニはカンパリとスィートベルモットとドライジンで出来ているカクテルです。)
白ワインと割ったりもしますが、やはり、カンパリオレンジのバランスの良さはカンパリがベースのカクテルの中でも、群を抜いているのではないでしょうか。
ソルティドッグや、スクリュードライバーもそうですが、みんなが知っていて、一度は飲んだことがあるようなカクテルは、やはり組み合わせの妙が素晴らしいからそれだけ世界中で愛飲されるような有名なカクテルとして定番化するのだと思います。
カンパリオレンジも、聞いたことがない人がいないくらい知られていますが、ビターオレンジやスィートオレンジが使われているせいか、オレンジジュースとの相性は抜群だと思います。
イタリアのお酒で、オレンジがかった赤い色が印象的。
ハーブなどの苦味と甘さのバランスが人気の秘密ですね。
1860年に、イタリアのトリノでバーテンダーをしていたガスパール・カンパリさんが開発したそうです。
その後、カンパリさんの死後、息子さんがカンパリという名前で売り出したそうです。
こういった薬草系リキュールと言われるお酒は、製造法が非公開とされているので何がどのくらいの配分で使用されているかは正確には分からないのですが、完璧に分かってしまわないミステリアスな部分があって想像力がかきたてられてしまう方が魅力的なのは、恋愛もお酒も、同じなのかもしれませんね。
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